受験生を跳ねてしまい、受験に失敗したらどうなることかと思いましたが保険担当の方に救われました

受験生を跳ねてしまって事故後の対応で大変苦労された方の体験談です。

jitensya
12月の寒い日でした。
13時頃、私はスピード20キロ程度で8メートル幅ほどある2車線道路を南から北へ向かって走行中、対向車のマイクロバスが来たのでスピードを落とし、走りさろうととすれ違った時でした。

「あっ!!」と思い急ブレーキを踏みました。

マイクロバスの通りすぎる横には、車も通れないような狭いわき道があり、その狭い道から東から西へ横断しようと飛び出してきました。
相手の耳にはイヤホンをしており音楽を聴きながらまったくこちらをみていない若い男性が運転する自転車が飛び出してきたのです。

急ブレーキをかけましたが私の運転する車は男性の運転する自転車に接触してしまったのです。

ボンネットの上に自転車ごと男性を乗せた状態で車はゆっくり停止したように感じながら数メートル先で止まりました。
車が止まるとズルズルといった滑り落ちる感じで自転車と男性は車から落ちました。
男性に駆け寄りましたが、男性は足が痛いとうずくまっていました。
出血もなく目立った外傷もないようにみえスピードもゆっくりだったこともあり怪我はしてない?と思っていると気付くと周りには人だかりで大きな声で、「警察!救急車!」と周りが叫んでいました

私はすぐに救急車を呼んで、警察に電話をして、保険屋に連絡を入れました。
警察と救急車が到着をして私は警察の何点かの質問に答えてから自分の車で救急搬送病院に行きました。

待合には被害者の母親が待っておられ深くお詫びをして治療を終わるのを一緒に待っていると被害者は左足首の骨折で松葉杖をついて出てこられました。

被害者の男性は高校3年の受験生で有名大学を受験するそうで塾に通う途中の事故でした。
受験には一番大事な時期で、自宅から2駅ほど離れた塾には毎日通う必要があるのに両親は共働きで送迎はできない。通塾と学校だけは休めないからなんとかしてほしい。
病院で母親には何度も言われました。

誠意ある対応をするべきだと考え、気持ちとは裏腹にその場で「責任もって対処します」と答え、翌日から学校の送迎と通塾の送迎をすることになってしまいました。

その後、自分の車で被害者の男性と母親を車に乗せて、ご自宅に送り届け、その足で警察に戻り事情聴取現場検証をして帰宅したのは夜の24時を回っていました。

私が起こしてしまった事故の道路には信号機もなく、ミラーもなく、停止線もどちらにもありませんでした。
優先道路は車道になっていた私の車側の方で、相手側の東から西へ向かう道路は狭く車も通れないような道です。
車道からはマイクロバスで狭い脇道は見えていませんでした。

自転車はからすれば、バスが北から南(右から左)へ通り過ぎた後すぐ、飛び出しています。
左の確認はせず車道を飛び出し横断しました。
イヤホンで音楽を聴いていたことで、集中力はかけていたせいだと思います。

それでも私は自転車を跳ねてしまい、「骨折」という重傷を負わせてしまい現場検証や警察での事情聴取をしているうちにじわじわと加害者だという実感がわき反省し落ち込んでいきました。

また被害者の高校生は「イヤホンはしていたけど音楽は聴いていなかった。ミラーの設置はないのに、ミラーで左右確認はした」と証言したそうです。
警察とミラーを探しに現場検証にもいきましたがありませんでした。

事故の翌日、被害者宅にお詫びとお見舞いに行き、とにかくひたすら謝り続けましたが、父親に大声で罵声を浴びせられました。

事故の翌日には保険(住友海上)の担当者の方から連絡があり、詳しい打ち合わせでとても救われた気になりました。
担当の方の聞き取りや対応は丁寧で、こちらの心情を理解してくれとても親切な対応をしていただきました

その後も何度も警察に足を運んだり現場検証をしたり保険担当者との話が進んでいきました。

警察からは、被害者の怪我の具合で処分が図られ、骨折させてしまうとそれはもう理由はどうであれ重症扱いの人身事故になり車の運転者に過失責任(免許停止や、免許取上)等の罰則処分があるそうです。
骨折させてしまったので処分が下されるのは諦めるしかないそうですがとのことでしたが、警察や保険担当者の態度は私が被害者のようなものだと同情してもらえたことが救いでした。

被害者を学校や塾に送迎をしていたら、保険担当者に被害者にはタクシーを使ってもらってよいといってもらえ、保険屋から被害者の母親に伝えると「タクシーを呼ぶ手続きもできない。加害者がするべきだ」と言われました。
保険担当者からお金は保険で対応するがタクシーの手配はできないと被害者に伝えると、母親は保険屋ではなくこちらにタクシー手配するように直接電話をしてくるようになりました。面倒なので手配は私がすることになりました。

しかしそれから受験の為のストレスか、夜中の3時や早朝5時に大きな声で罵声を浴びせる電話が被害者の母親から掛ってくることが何度もあり、両親の嫌がらせ電話は3ヶ月は続き、怖い思いをすることになりました。
この件は警察にも相談し、保険担当の方の指示に従い無視するようにし保険担当の方に任せることになりました。

その後、大学受験には合格され2年掛かりで示談になり障害者給付金の多額な支払いにもなったそうです。
その後の調査ではスポーツしてることがわかり悪質な保険金搾取問題になっているそうです。
保険担当の方にはいつも丁寧な報告をしてもらい精神面でも助けて頂きました。

それから私は、あのシチュエーションで事故が起こるのは不可抗力ではないかと疑問に思い、車道にでる停止線、信号、ミラー無しで道路構造も悪いのではないかと思い「市にも責任があるのではないか」と警察に訴えていきました。

「相手に骨折させておいて私の処分がないという事は絶対あり得ません」と警察に言われていましたが、理由はわかりませんが私の点数が引かれることも、罰則処分をされることはありませんでした。

保険の担当者の方も何故かわかりませんとおっしゃっていました。
今では慎重に慎重を重ねて車の運転をしています。

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