愛車が事故車になるまで

艶やかな色に惹かれて購入した愛車のデミオと通い慣れたいつもの道を通って通勤中、どこからか緊急車両のサイレンが鳴っているのは聞こえていました。
しかし、どの方向から来ているのか特定できず、交差点にさしかかっていたこともあり、後ろや死角方向を気にして、前への注意がおろそかになっていました。
進行方向の信号が青だったせいもあるかもしれません。
気がついたときには、緊急車両が交差点へ進入してきたことで、青信号で停車していた前方の車に衝突していました。

一瞬何が起きたのかわからず、衝突後アクセルとブレーキを踏み間違えたりしながら、停車し、ハザードをたき、追突した車の方の確認をし、警察へ連絡しました。
進入してきた緊急車両の救急車も停車し、怪我の有無などの確認に来てくれました。
幸い、追突した車の方も軽傷で、僕も軽傷で済みました。
重症なのは、追突した僕の愛車のデミオと相手の方のデミオでした。

愛車のデミオはエンジンは大丈夫でしたがバンパーやフロント部分が凹み、相手の方のデミオはトランク部分が大きく凹んでいたため、後方部分をまるまる修理となりました。
事故調査が終わり、事故車をディーラーへ運び入れ、代替車を用意してもらっている間、事故車となった愛車をみた整備員の方は「普通車でよかったね。軽自動車だったら、うちの製品でも外傷が出てたかもしれない」その言葉をきいて、保険で直すとはいえこれからの出費や事故のショックで憂鬱になっていた僕はハッとしました。

命があって、自分も事故に合わせてしまった方も軽傷ですんでよかった。
もちろん、事故を起こしてしまったのは僕なので、軽傷といっても相手の方には大変申し訳ないのですが。
物で感情はないのですが、僕の不注意で大きく怪我をさせ、そして僕を守ってくれた愛車をみるととても悲しかったです。毎日運転している車で、毎日通っている道だからと油断して気を抜いていたのだと思います。いつも通りが過信につながり今回の事故をおこしてしまった。今はいつも通りになった頃が一番危険で、いつもと変わらない場所をきちんと注意して運転するように心がけています。

ディーラーに長期入院をして、修理をおえて帰ってきたデミオと一緒に、もうあんな事故はおこさない、守ってくれてありがとう、そして今日もよろしくという気持ちで今は乗っています。
自慢の愛車だったデミオが事故車になったので、縁起も良くないので車を変えたらどうかということも言われました。
僕は心機一転をするより、きちんと向き合い、自分の戒めのためにも事故のことを忘れたくないと思い修理したデミオに乗っています。
事故は起こそうと思って起こすわけではありませんが、本当に何気ないちょっとした気の緩みで起こるのだと実感してから、ちょっとした買い物やルーティーンになっている通勤のルートの運転などとても気をつけるようになりました。

そして慣れればなれるほど、スピードが出やすくなっていることもわかりました。
前後の車の流れに乗って走ることが多かったのですが、法定速度をきちんと認識して運転をするようにすると、スピードが出すぎていたことに気がつきました。
ひとつひとつは、免許更新の時に言われて、なるほど気をつけようと思っていたことでしたが、実際普段の運転では実行できていないことがたくさんありました。
事故をおこす前からできていれば、一番良いのですが、僕は事故の後から気をつけるようになりました。
一度事故をおこしてからだと遅いと怒られますが、それでも気づくきっかけを与え、そして更生する機会を与えてくれた愛車には感謝しています。
これから先の人生は無事故無違反で生きていきたいと思います。
matsuda

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